インチキ保守・アベ政権をブッ壊せ!女性専用車両を巡りゲイレポーターと激突ー枝野幸男「立憲民主党」代表、定例会見

2018年3月1日「立憲民主党」枝野幸男代表が定例会見を行った。

前回の定例会見では、アイドルに関しての質問に熱心に回答したが、今回は、UFOの質問が出るなか「政府という立場ですから、コメントする立場にはありません」と一掃した。

井手英策先生のAll for Allという経済政策についてどう考えるか

France10及川編集長:連合フォーラムで井手英策先生が基調講演をされました。そして『週刊金曜日』のインタビューですと、連合会長が井手英策先生のAll for Allという経済政策を野党結集の軸にしていくというようなご発言をされていました。そこで枝野代表はAll for Allという経済政策についてどのようにお考えなのか。ご見解を伺えればと思います。

枝野代表:井手先生のお考えのうち、いわゆる普遍主義については私も時代にかなった方向性だというふうに思っています。ただし、財政規律を現下の状況で強調し過ぎであって、それは今、心理的消費不況であるというのと、需要不足による不況であるという前提を考えると、その時代状況には合っていないということなので、全面的に賛同できるとい
うわけではありません。

山尾志桜里・衆院議員の立憲的改憲論について

France10及川支局長:フランス10の及川と申します。山尾志桜里議員が憲法の問題で、立憲的改憲案というのを提示されていますが、これについてのご見解を伺えますか。

枝野:立憲的改憲「案」までは出していないんじゃないでしょうか。立憲的改憲論。私も立憲的改憲論的な考え方は1つの考え方だと思っています。しかしながらその一方で、現状は、その以前の問題のところで、そもそも安保法制という憲法違反の現状を前提にして9条の議論はやりようがないですよねということなので、そのわが党の見解と、それからそういった問題が全てクリアされたときに自衛隊ができること・できないことを明確にするという立憲的改憲論的な9条の議論というのは両立する話ですが、まずはこの違憲の、立憲主義違反の安保法制をどうするんだっていう話がまず最初に議論されなければならないし、クリアされなければならないというふうに思っています。

奨学金破産の対応について

酒井:ゲイレポーター、酒井佑人(27)です、よろしくお願いします。先月12日の朝日新聞の記事なんですけれども、奨学金破産が親族にも広がっていて、過去5年間の自己破産が1万5000人とのことでしたけれども、今、奨学金の返済で苦しむ若者に対して、どのような対応を取っていけばいいとお考えでしょうか。具体的にお願いいたします。

枝野:私どもはいわゆる貸与型の奨学金は、奨学金ではなくてローンであると。まず奨学金という名前を付けていること自体がおかしいと。その上で本当の奨学金、つまり給付型の奨学金を大幅に増やすべきであると一貫して申し上げています。まず、現在の学生さんに対して大幅に拡大をした上で、それに併せて、過去に奨学金ローンを借りてしまった方について、どう対応していくのかということになっていきます。

当然のことながら利息や支払金額等について、一定の配慮をしなければならないと思っていますが、まずは現在の学生さんに対して給付型の奨学金を大幅に増やすということを、まずは獲得をしていかなければ先へ進まないというふうに思っています。

京都府知事選について

時事通信:地方選の関係で1点、京都の府知事選挙なんですけれども、先日、民進党と希望の党が、自公が推薦する新人に相乗りするということを決めましたけれども、立憲としての対応があればお伺いできますか。

枝野:自公が推薦しているかどうかではなくて、特に首長選挙についてはそれぞれの地域ごとに国政とは違うさまざまな争点がある。それから首長は、議院選挙と違って1人の行政権を持つ人を選ぶ選挙でありますので、行政実務能力その他という人物を選ぶ、評価するという側面もあるということなので、それぞれの地域事情に合わせて判断をしていくということです。そうした構造の中で、復興庁の次官をされた方は、私も非常に高い行政能力と見識をお持ちの方だというふうに思っていますし、わが党の京都府連もそういった考え方に沿って対応を進めていると承知をしています。

女性専用車両と痴漢対策についてゲイレポーターと激突

酒井:ゲイレポーター、酒井佑人です。よろしくお願いします。痴漢対策から任意の協力として始まった、あくまで任意の協力の女性専用車両ですけれども、男性が女性専用車両に乗っていたところ、降りろと罵声を浴びせられたり暴力を振るわれたりなどしたとして強要罪として警察に通報したところ、法律的には合法でありますし、旅客営業規則というルールの中には女性専用車両の記載がありません。あくまで任意の協力だということですけども、女性専用車両の設置によって痴漢犯罪が減ったという統計データはどこにもありません。LGBTなどの対策がなされていないとも思うんですけれども、この意見に対してどうお考えでしょうか。よろしくお願いします。

枝野:女性専用車両が存在せざるを得ない現実があるというのは、これはほとんどの満員電車に乗らざるを得ない経験のある女性が経験をされていることではないかというふうに思っています。そして、法律論以前の問題として、女性専用車両というのがそういった社会状況の中で置かざるを得ない現実にあるということの中では、それは法的にどうなっているか以前の問題として、社会人としてそれは尊重するべきであると私は思っています。

酒井:それでしたら、例えばゲイの方の対案であったりとか、あとは男性専用車両をつくるという議論であったりとか、あとは鳴らせる機械、キーホルダーみたいな機械をつくるという発想はないのでしょうか。カメラを設置したりとか、そういう対案はないのでしょうか。

枝野:本来は、いわゆる痴漢行為等を行う男性がいなければ話が早いわけですけども、現実に残念ながらそれが根絶されるどころか、多くの皆さんがそのことによって非常に嫌な思いをたくさんされているという現実があります。もちろんさまざまな立場の方が満員電車を利用せざるを得ない。例えば妊婦の方が満員電車の中でぎゅうぎゅう詰めとか、あるいは体調の悪い男性であっても、女性以外の方でも満員電車の中でぎゅうぎゅう詰めじゃない車両のほうがというようなことについて、全てにきちっと対応をできたほうが望ましいというふうには思います。思いますけれども、現実に全てに同時に対応ができないということの中で、現に圧倒的に被害の数が多くて、そして女性専用車両という任意の扱いの中でも、普通のまともな社会人であれば、気付かずに乗ってしまってというケースはあるかもしれませんが、普通であればそれを尊重するということをみんながやれば、少なくともかなり多くの人がそれで救われるという現実があるわけですから、まずそのことについて認めた上で、それ以外の方についてどういうふうに対応していくのかということを考えるべきだと思います。

酒井:ゲイレポーター、酒井佑人です。小池百合子さんが4月から都庁全面禁煙を表明しましたけれども、枝野さんはたばこを吸われるということで質問するんですけれども、都庁は受動喫煙の心配がございません。この喫煙者ゼロ政策というのをどのようにお考えかということと、あと、先ほどの話なんですけれども、女性専用車両は男性差別であるとかLGBTへの差別であるという認識はございますでしょうか。

枝野:まず前者についてですが、それぞれの庁舎の管理者の責任において、特に喫煙をされない方の立場に立ってご判断されることだというふうに思っておりますので、都庁についはそういうご判断をされたのなら、それは庁舎管理者としてのご判断ではないかということです。それ以上のコメントはありません。

後者については、女性専用車両が男性に対する逆差別。それは差別というか、平等ということの本質をわきまえていない議論であるというふうに思っています。社会の中に、それは男性と女性、ジェンダーの問題に限らず、全ての人が与えられているさまざまな環境が、そもそもイコールではない。その中で、それをできるだけ補って、みんながそれぞれの持ち味を発揮して、安心して暮らせるようにするというのが本来の平等です。従って、もちろん男性等で痴漢等の被害に遭っている方も、ケースは少ないかもしれないけどいらっしゃるかもしれません。しかしながら圧倒的に女性が痴漢という被害の中で苦しんでいらっしゃる、困っているということについて、その状況を前提に平等を実現するためには、現状では、望ましいことかどうかは別としても、これはやむを得ないということで、決して男性差別には当たらないというふうに思います。

激論を終えて ゲイレポーターの女性専用車両に関する見解

会見では、ゲイレポーター酒井佑人の女性専用車両は内部疾患を抱えてる方や性的マイノリティの方かもしれない方などに対して罵声を浴びせる女性の行動に対して、枝野幸男代表からの回答はなく、LGBTの人権が尊重された回答は得ることはできなかった。

「枝野幸男氏の回答は正論であると認識してる方が多いが、まだ、LGBTが世の中に浸透していない結果である。性別は外見だけでは分からない。蔑まれてきたLGBTという観点で言えば、人権を考慮されない苦しみを抱えた人が排除されいるのを思うと、悲しみを覚えざるを得ない」とゲイレポーター酒井佑人(27)は語る。

高橋しょうご都知事候補2016が語る女性専用車両~枝野発言を受けて

女性専用車両について、都知事選に立候補している高橋しょうご(33)さんに枝野幸男代表の回答についてお話を伺ったところ

「枝野氏の回答は、色々な諸問題があるなかの痴漢をだけを取り上げ、そしてそれに対処した結果である女性専用車両の存在の事後承認にすぎない。
当たり障りのない事をいうのも大切だが、身体的な自由が損なわれる満員電車に伴う問題がある中、それによって市民同士がいがみあう現状に対し、政治家の立場からそもそも論として満員電車が原因だという指摘も必要だったのではないか。
一面的な理念ばかりが押し通されるのは、様々な問題に苦しんでいる私たちそのものがないがしろにされている事を表している」

と回答された。

All for Allを評価する連合会長

神津里季生・連合会長は「週刊金曜日」2月9日号・15頁で、

「前原さんは辞任することになったけれど、(「オール・フォー・オール」を提言した)井手英策慶應義塾大学の考え方に目をつけたのは慧眼だったと思う。だから、これが頓挫してしまわないように、連合がその考え方を引き取ることも含めて、連合としては『オール・フォー・オール』を大事な概念だと思っています。」
「民進と希望はどうなるのか分かりませんが、もともと民進党時代に議論をしてきたことですし、3党ともに『オール・フォー・オール』を引き継いでもらいたいと思っています。野党結集の一つの旗印になるくらいの政策だと思っています。小泉進次郎氏も目をつけているようですから、これまで持っていかれたら大変ですよ。」

と述べ、井手英策氏のAll for Allを野党の結集軸にするとの考えを示した。

取材&文:酒井佑人(ゲイレポーター)&及川健二(France10支局長)

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