サルコジ大統領に北京五輪ボイコットを迫ったD.コーンベンディット欧州議会議員【歴史に遺る名演説】

北京五輪2008をめぐり中国の人権状況を鑑みて、欧州では左翼やエコロジストの間で「ボイコット」を求める声が相次いだ。北京五輪開幕式に出席するニコラ=サルコジ仏大統領を欧州議会で2008年7月10日、厳しく怒鳴りつけたのが『欧州緑の党』共同代表だったダニエル=コーン=ベンディット議員だった。氏は68年五月革命の英雄で「赤毛のダニー」の名称で親しまれた。

ダニーはサルコジに向かって

「中国の国家主席と北京五輪開幕式を開くために仲良く食事を共にするそうだが、どうぞお楽しみください」

と皮肉った後に、

「ワタシは中国の監獄に閉じ込められているすべての囚人や中国共産党の圧制下にあるチベット民衆のことを考える。」「自由や民主主義といった欧州が共有する価値観を示すせっかくの機会ではないか」「大統領閣下よ、五輪の開会式に出ることは恥であり、最低の行いだ」

と述べ、せめて北京五輪の開幕式は欠席するようにサルコジ大統領に迫ったのであった。

 

 

 

 

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