2014年5月23日に都内の豊島公会堂にて「小沢一郎議員を支援する会」が催した集会で鳩山由紀夫・元首相(政治ネームは鳩山友紀夫)は講演した。講演の中で、鳩山元首相は集団的自衛権を閣議決定による解釈改憲で容認することに反対する意向を示した。
●集団的自衛権を巡る発言の要旨
いろいろと心配されていることは、個別的自衛権範囲で片付く話です。
日米安全保障条約の中で「日本の施政権のもとでいずれか一方が武力攻撃を受けたときは他方が助ける」としっかり書かれています。日本がやられたときにアメリカが助けるだけでなく、日本の施政権の中ではアメリカがやられたときには日本が助けるんです。集団的自衛権というものをいまなぜ舞台にのせるのか。
その目的は二つ。
一つは「日本の施政権の下」という範囲を除外をして、万一の場合、地球の裏側にでも行けるようにする。
二つには、いずれか一方が”武力攻撃”を受けたとき……という条件を外そうともしています。武力攻撃を受けなくてもちょっと危ないなあ……と思ったら、先制攻撃をできるようにしてしまう。
小沢一郎「生活の党」代表と鳩山由紀夫・元首相が固い握手
●アベノミクス批判の要旨
消費税を上げる前にやることがあるだろう、無駄をなくせ、シロアリ退治だと主張してきました。そのシロアリが対峙される前に野田佳彦・元首相が増税を決めてしまいました。消費税の増税が決まり、8%へと引き上げられた本年4月以降の景気の波を私は大変心配しております。
アベノミクスという、名前だけ期待を持たせるような経済政策を打ち出しておきながら、2年目に入り念頭から株価が下がり気味でずっと進んできています。これではいけないということで年金の基金を株などにあてるような話になれば、「人の命より経済のほうを大事にするのでしょうか」と問われるような政権だと明らかになります。
私は経済は大事だと思いますが、経済以上に人の命のほうが大事だと言うことは、3.11のところで大いに学んだではありませんか。
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