安保関連法案の廃止と安倍政権の退陣を求め、高校生をはじめとした10代でデモや学習会を企画するT-nsSOWL(ティーンズソウル)が2016年1月21日、都内で初の記者会見を制服姿で行った。
男子高校生のタクヤさんは
「安保法制は将来私たちや私たちの子どもが当事者になる法制。だからテレビやインターネットの前で文句を言うだけで終わるのではなく、自分たちで立ち上がり、行動しようと思った。デモを行うことでT-nsSOWLの思いを可視化し、社会に広く訴えることが出来る。昨年11月8日には原宿・渋谷でデモを行い、宮下公園に野党の方を招き、スピーチしていただいた。12月19日には関東・関西でダブルデモを行い、成功させることが出来た。夏には国会前でSEALDsらと共に声を上げ、他のデモにもフロートを出せた。デモだけでなく、自分で本や新聞を読み勉強したり、少し気になった政治のことを周りの人と話すこと、とにかく政治を身近なものとして考えることがいまの高校生には必要だと思う。実際に私たちが行動し考えたことにより、現場に足を運ぶ高校生たちの姿も増えたし、私自身、学校で政治の話をする機会が増えた」
と語った。
女子高校生のあいねさんは
「安倍政権を支えているのは、与党支持者ではなく無関心な人だと思う。無関心な人にどう発信していくか私たちも問い続けなければいけない。政治を考えるのは難しいことではなく、格好悪いものでもなく、私たちが自分らしく生きるために政治を考えるのは当たり前のことで、大切なことだと思う。そのことをより多くの国民に訴えていきたいと思う。同世代に伝えるには同世代の私たちが発信することがとても響くと思っているので、政治についてもっと考えていこうよ…と伝えていきたい。私自身、日常で生活していて、安保法制を忘れた国民が増えたのではないかと危惧している。一時の熱だけで何かを考えるのではなく、まだまだ審議をしなければならないことであったり、根本的な憲法違反のことであったり、様々な問題を抱えた安保法制を忘れて、ただ日本で暮らすのはどうなのかな…と思う。なので、デモや勉強会で今後も訴えていきたい」
と語った。
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