江田新党「再編なければ議員を辞める」 

結いの党2縮小

 みんなの党に三行半を突きつけた江田憲司・衆院議員は12月18日午後、自身を含む国会議員15名で新党「結いの党」設立総会をホテルニューオータニで開いた。代表には江田氏が就き、幹事長には元「警察官僚」の小野次郎・参院議員が就任した。
 同ホテルシリウスの間で開かれた結党記者会見で江田憲司・新代表は
「触媒政党として野党再編を進め、自民党に代わり得る、政権担当能力のある一大勢力を築き上げる」
「次の総選挙までに結党したものの、野党再編も政界再編も何も起こらなかった、そういうことになったあかつきには、私は衆議院議員を辞したい」
「結いの党、目指すべき目標は、1強他弱と言われる政治状況の中で、自民党に代わりうる、かつ政権担当能力のある触媒となって、野党を結集することで成し遂げていく」
 副代表には秋田県知事を3期つとめた重鎮の寺田典城・参院議員が、政調会長には柿沢弘治・元外務相のせがれで先に「みんなの党」を離党した柿沢未途・衆院議員が就き、国対委員長には「特定秘密保護法の修正協議を担当した」畠中光成衆院議員を充てた。

 渡辺喜美・代表は離党組の院内会派離脱を認めない方針だが江田代表は
「みんなの党の4割が離党した。本来ならば分党だ」「理解に苦しむ」
 と不平を漏らした。
 自民党関係者は一連の問題を
「『みんなの党』の陰のマニフェストは『渡辺喜美への絶対服従』だったのだろう。そうであれば比例復活当選組に(喜美代表が)議席返上を求めるのも分かる」
 と皮肉った。

                        結党記者会見映像

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