国際トランス可視化デーがパリにて開催

2021年3月31日(水)、TDOVと呼ばれる「第12回トランスジェンダー・コミュニティを祝う国際デー」が開催されます。今年のCovidでは、ソーシャルネットワーク上で賛辞が送られます。

トランスジェンダー・コミュニティを祝福し、世界中のトランスジェンダーの人々が直面している差別を糾弾するために毎年行われるこのイベントは、今年は2021年3月31日(水)に開催されます。この日は、多くのトランスジェンダーがソーシャルネットワーク(Twitter、Instagram、Facebook、Tumblr)上で自撮り写真や個人的なストーリーを投稿したり、協会では老若男女を問わずトランスジェンダーが差別や行政上の困難、トランスフォビックな暴力などで直面している問題について認識を深めるためのキャンペーンを行っています。

「国際トランスジェンダー・ヴィジビリティー・デー」にはどのような経緯があるのですか?

第1回国際トランスジェンダー可視化デーは、2009年3月31日にミシガン州のトランスジェンダー活動家であるレイチェル・クランドール氏によって開始されました。クランドール氏は、当時存在していた唯一のトランスジェンダーの追悼日である「トランスジェンダー・デー・オブ・リメンブランス」に対抗して、このイベントを創設しました。国際トランスジェンダー・ビジビリティー・デーは、トランスジェンダー・コミュニティの生きたメンバーを祝福し、ジェンダーの固定観念をより良く解体することを目的としています。その後、Trans Student Educational Resources(TSER)が主導しているこのイベントは、2014年にはアイルランドとスコットランド、2018年からはフランスでも開催されるなど、国際的にも祝われています。

ソーシャルネットワーク上ではTDOV(Trans Day of Visibilityの略)とも呼ばれる「国際トランスジェンダー可視化の日」は、パリでは2018年からInter-LGBT、Pari-T、パリとイル・ド・フランスのLGBTセンター、Bi’CauseとMAG Jeunes LGBTという協会が主催しています。これは、トランスジェンダーのアーティスト、ジャクリーン・シャルロット・デュフレノワ(1931-2006)、通称「コクシネル」にちなんだもので、ジャック・シャルロット・デュフレノワは、フランスで初めて身分を変更した人物として知られています。

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