「集団的自衛権の容認」閣議決定に反対し野党5党が演説会

安倍政権が集団的自衛権の容認を閣議決定したことに反対し、民主党・日本維新の会・結いの党・生活の党・社民党の野党5党が2014年7月1日に都内・有楽町マリオン前にて合同演説会を行った。

16時間の密室協議で閣議決定-海江田万里・代表

一番初めにマイクを握った海江田万里「民主党」代表は

「本日は怒りに燃えて有楽町マリオン前に立っている。安倍さんの暴走はいまに始まったことではない。昨年末の『特定秘密保護法』のときもそうだったが、今回は国民の生命に直結する問題だ。安倍さんは『国民の命を守る、暮らしを守る』といっているが、本当にそうだろうか。国民の命・暮らしを危うくする暴挙だ。民主主義は手続きが大切だが、閣議決定による過程を思い出して欲しい。3月の予算委で『集団的自衛権に関して安倍さんは前のめりだが、どうするのか』旨、私は質問した。安倍首相は『安保法制墾で議論をしている最中だから、この場では議論を差し控えたい』という応えだった。国会は国民の代表が議論する場なのに、議論を無視した。自民党と公明党との与党協議が始まったが、私たちはそこでどういう議論が交わされているのか聞くことは出来ない。国民もマスコミも聞くことは出来ない。しかも、たった16時間(で決定した)。最初は週に一回で、六月に入ってから週に二回になったが、一番長い協議でも1時間半だった。まさに密室の協議・やり方だ。」

と述べ、自公両党の対応を批判した。

もっと丁寧な説明を-松野頼久・衆院議員

次にマイクを握った松野頼久「日本維新の会」国会議員団幹事長は

「この間、与党協議が固まったから、閣議決定をする。これはあまりにも乱暴ではないか。いま各紙の世論調査を見ると、集団的自衛権に賛成する人が30%台、反対する人は50%を超える。まだ、集団的自衛権に関しては、反対の人の意見がおおい」
「もっとちゃんと、日本は戦争に巻き込まれない、戦争はしない……と説明すべき」

と、安倍政権の拙速な対応に疑義を呈した。

日本外交はいま亡きに等しい-鈴木克昌・幹事長

「生活の党」を代表して駆けつけた鈴木克昌・幹事長は

「わが国は戦後68年間、集団的自衛権を行使しなかったが故に、戦争に巻き込まれずに、自衛隊員も一人も戦争でなくなることはなかった。外国人を自衛隊員が殺すこともなかった」
「英国は米国の同盟国だ。イラクとアフガンに兵隊を派遣した。その二つの戦争で亡くなった英国の兵隊は600人を超えている。また、イラクに派兵したスペインはマドリードの列車爆発テロで、197人の方が命を落とし、2000人以上の肩がけがをされた。これが集団的自衛権の行使の結果だ」
「東アジアの情勢は厳しいが、厳しくしたのは誰か。中国のトップにも会えない、韓国の大統領にも米国の大統領を経由していなければ、会えない。わが国の外交は亡きに等しい」

と市民を前に訴えた。

集団的自衛権の限定容認はあり得ない-吉田忠智・党首

最後にマイクを握った吉田忠智・党首は

「憲法9条のもとでは集団的自衛権は行使できないという解釈が、自民党政権のときも含め、長い間、維持されてきた。それを一内閣の判断で変更することは、国民が権力を憲法で縛るという立憲主義を根本的に否定するものだ。安倍総理は海外で武力行使をしないと言っているが、政権がかわれば、そのような方針もかわりうるともいっている。だから、集団的自衛権の限定容認ということはあり得ない。米国からこれまで海外での武力行使を求められてきたが、個別的自衛権しか認められないという憲法解釈があったので、行使せずにいられた」

と指摘した。

インデックス

松原仁・衆院議員(0:08-)
海江田万里「民主党」代表(4:35-)
松野頼久「日本維新の会」衆院議員(15:55-)
小野次郎「結いの党」幹事長(19:45-)
鈴木克昌「生活の党」幹事長(28:05-)
吉田忠智「社民党」党首(33:35-)

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