脱・対米従属を軸に野党結集を-宇宙人・鳩山由紀夫元首相が訴え

鳩山由紀夫・元首相は2月4日に日本プレスセンターで「辺野古新基地の真相」と題して講演した。

「私は宇宙人。宇宙人は地球人より広い視野で世界を見られる」

と語り、会場の笑いを誘った鳩山氏は野党再編について司会者から尋ねられると、

「一番大事なことは、多くの国民が安倍政権がこのままでは不安だと思っていることだ。安全法制であったり、アベノミクスが国民には何の役にも立たなかったということが証明されつつあるのに、固執している点だ。平和も豊かさも双方共に崩れかけている。安倍政権に代わる政権を創らなければならない。ただ、寄り合い所帯のまま政権をまた創ったら、瓦解してしまう。根本的にこういうことは護ろうということを核にして、共鳴した政治家が集まる環境をつくる必要があるのではないか。新しい政治の流れを国民は期待している。共産党が首尾一貫して筋を曲げないで来ていることを私は評価したい。共産党が共産主義の政党だと、必ずしも主張はそうではないが、思われているから、野党共闘が進んでいない」

と述べた。

古巣の民主党について
「今の民主党はどちらを向いているか分からない。安全保障・TPP・消費税においてハッキリしたメッセージを出せない政党ではダメだ。しっかりしたメッセージを出して、個々の政治家が合流して大きな流れを創っていく必要がある。そこに既存の政党が合流してもいい」

と述べた。

その上で、

「ある総理経験者に話を伺ったとき、自分が総理の時にここまで米国によって日本が動かされているとは分からなかったといっていた。これからの政治を創るには対米従属から如何に脱却するかが一番のキーになり、それを結集軸にしていくべきだ」

と述べ、野党再編の基軸は脱・米国依存にあると強調した。

会場では500人近くの市民が鳩山元首相の話に聞き入った。

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