民主くんついに政界引退…「また戻ってくるから」

 旧民主党の公認ゆるキャラながら、民進党で非公認となり、処遇が注目されていた民主くんが29日、千葉・幕張メッセで開幕したニコニコ超会議のイベントで、進退をかけたバトルに敗れ、ついに「政界引退」が決まった。07年のお披露目から約9年。政党ゆるキャラのパイオニアとして、党のPR活動を地道に続けてきた民主くんは、あっけない形で表舞台を去った。

 イベント冒頭、枝野幸男幹事長に、佐倉市のゆるキャラ「さくら丸」との対決に負ければ引退だと通告されて、ガチバトルに臨んだ民主くん。最初のネット人気投票ではダブルスコアで勝ったが、次のジェスチャークイズでは、想定外のアクシデントが発生。「ロケット」を表現しようと、背伸びをしているうちに、着ぐるみが空気が抜けたようにしぼんでしまい、緊急退場。すぐに復活はしたが、すでに満身創痍(そうい)の状態だった。

 1勝1敗で迎えた最後の「じゃんけん&あっち向いてホイ」で民主くんは、さくら丸の手の方向をそのまま向いてしまい、1発負け。党関係者も「まさか1度で負けるとは、想像していなかった」という、あっけない幕切れだった。

 民主くんを昨年8月、ゆるキャラグランプリ出場を前に公認した枝野幸男幹事長も「仕方がないね…」と絶句。「クビではない。雇用政策には厚い党なので、再就職は支援します」と強調した。

 「もう1度チャンスをください」という泣き言も通用せず、民主くんは、07年のデビューから胸に付け続けてきた名札を初鹿明博青年局長に返却。静かにステージから降り、舞台裏に消えた。「また戻ってくるから」と、意味深な言葉も残した。

 ただ、枝野氏は「『引退します』と言って戻ってきた都はるみさんより、戻ってこなかった山口百恵さんの方が私は好き」と、話した。BGMには、百恵さんのヒット曲「さよならの向こう側」が流れた。

 枝野氏は民主くんの功績について「思った以上にネットやツイッターで広がり、人気者になった。民主党時代、党の好感度アップに貢献してくれた。これはガチな思いです」。現在、民進党では公募した党のマークを審査中。民進党のキャラとして復活を問う質問には、「民主くんの体形と同じものは公募の中にはなかった」といい、民主くんのスタイルでの活動は名実ともに、ピリオドを打つことになりそうだ。

 民進党への党名変更が決まって以降、解雇か雇用継続か、その処遇が大きな注目を浴びた民主くん。ネット上では、引退を惜しむ声も出ている。

 イベント終了後には、自身のツイッターに「負けた…」とつぶやいた。「再就職どうしよう。橋下徹さんみたいに弁護士資格ないし、口べただからタレント活動もできないし」と、今後について悩んでいる様子だが、「人生を楽しむ!素敵な言葉ですね。ボクもそれをモットーに頑張ります」と、フォロワーに別れの言葉をつづった。

参照:日刊スポーツ

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