評論家の西部邁さんが「表現者シンポジウム」で基調講演 フランシス=フクヤマ「歴史の終焉」を批判

評論家の西部邁さんが2014年10月24日に都内・四谷区民ホールにて「『表現者』シンポジウム 瀬戸際の日本外交 米中韓そしてロシアと如何にわたり合うか」と題された催しで、基調講演した。

西部さんは冷戦構造をして「歴史の終焉」と断ずる米国の政治学者・フランシス=フクヤマ氏を「いんちきとんちき」と批判して次のように述べた。

全き自由は全き放縦・放埒・無秩序だ

「自由民主主義に限定して考えてみましょう。たしかに自由主義と言えば、抑圧からの解放とか、専制政治からの解放といったことでおそらく、北も南も東も西も同意するのでしょう。しかし、抑圧とは何なのか具体的に考えたときに、あるいはそれからの自由ということを考えたときに、まったき自由というのはまったき放縦・放埒・無秩序ということで、独裁以上に怖いものでありますから、自由に対する秩序がなければならない。この自由のための秩序ということがどこから来るかというと、各国・各国民が各様に、日本には日本の歴史的な秩序があり、日本人の自由、アメリカ人の自由、ロシア人の自由が(それぞれに)あるのだと考えれば、当然のことながらアメリカ人と日本人、日本人と中国人やロシア人の自由は違うので、当然、そこに矛盾が生じる」「(それを考えれば)『歴史の終焉』が普遍主義(ユニバーサリズム)で如何に空疎なものであるかが判る」

と述べ、各国の「歴史」「伝統」を超えた「自由」はないことを指摘した。

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