首都決戦 パリ市長選挙が加熱Élections municipales de 2014 à Paris

パリのドラノエ市長(左から2番目) 後継者のAnne Hidalgo副市長(右から2番目) By OIKAWA Henri-Kenji

2014年3月23日、30日(フランスは二回投票制)に36680のコミューン(市町村区)にて議員・区長を選ぶ選挙が行われる。2012年にオランド政権にとって今回は初の全国規模の選挙で、フランス第五共和制史上最低にまで支持率が低迷する与党の苦戦が伝えられている。
中でも注目されるのがパリ市長選挙だ。
サルコジ与党・民衆運動連合(UMP)が担ぐのは女性のNathalie Kosciusko-Morizet候補(以下NKM)。NKM候補はサルコジ政権でエコロジー相・持続開発相・交通相・住宅相を兼任し2012年の総選挙で国民議会(下院)議員に初当選した。フランスでは議員と首長の兼任は認められている。2001年3月に130年ぶりに政権交代し革新市政の3期目を担うのは女性のAnne Hidalgoパリ副市長だ。社会党が推す。この候補者のどちらかが市長に就く見通しだ。他に左翼党・欧州エコロジー=緑の党・国民戦線などが候補を立てる。
1月10日に社会党の重鎮リヨネル=ジョスパン元首相が応援に入り、Hidalgo候補の支持拡大を訴えた。

パリのドラノエ市長(左から2番目) 後継者のAnne Hidalgo副市長(右から2番目) By OIKAWA Henri-Kenji
パリのドラノエ市長(左から2番目)
後継者のAnne Hidalgo副市長(右から2番目)
By OIKAWA Henri-Kenji


Be the first to comment

コメントを残す