シリア空爆は人道的な観点からもあってはならない~枝野幸男「立憲民主党」代表、定例会見 by 酒井佑人

2018年4月27日、「立憲民主党」枝野幸男代表の記者会見が国会にて行われた。

France10は

「シリアで塩素ガスが遣われた問題で、ノーベル平和賞・受賞団体のOPCW・化学兵器禁止機関が14日から現地調査するのに、13日、米英仏はシリアを空爆しました。せめて査察・調査の結果を待ってから攻撃すべきだったのではないでしょうか?枝野代表はこの米英仏によるシリア空爆をどのようにお考えですか?」

「もし日本が他国から侵略され個別的自衛権を発動した場合、これは戦争にほかならない。戦争では国際人道法違反としての戦争犯罪が生じることを想定しなければならない。しかし日本には戦争犯罪を扱う法体系が整備されていない。軍司法制度を整備する必要があるとお考えか。整備する必要があるとしたら、どのように進めるべきだとお考えか。例えば、もしジブチでヘリコプターが民家に墜落して何人もの死傷者を出した場合、罰する法体系がない。だから軍司法制度をどのように整備していくべきだとお考えか」

と質問すると

「人道的な観点からも国際的な観点からもあってならない。空爆をした3か国は一刻も早く、国際社会へ事実関係を説明することこそが必要。」

「司法制度の問題ではなく、実態の問題でそれを想定した整備は我が国に欠けているのでそれが必要だ」

と回答した。

取材&文:酒井佑人(ゲイレポーター)

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