「うそつき内閣」「潔く他の人に譲るべき」大塚耕平「民進党」代表が記者会見で内閣総辞職求める by 酒井佑人

「民進党」大塚耕平代表、記者会見が4月5日、党本部にて行われた。

■冒頭発言

森友問題・日報隠蔽等、相次ぐ政府の不祥事について

【大塚耕平代表】

森友事件に絡んで、きのうNHKの報道等がありました。そして自衛隊のイラク派遣の日報問題も明らかになりました。もうここまで来ると「うそつき内閣」と言わざるを得ないと思います。
財務省絡みの森友事件。防衛省の日報問題。厚労省においては年金機構の問題や、東京労働局長の発言の問題もあります。文科省は、前川前事務次官の講演に対する圧力。もろもろ考えると、かつてであれば、もうとっくに内閣総辞職に値する状況だと思います。
きょう私も財政金融委員会で、麻生財務大臣ではなく麻生副総理に対して、これだけもろもろの不祥事が重なっている中で、内閣の綱紀粛正、そして総理に注進・諫言する意味も込めて、副総理として辞職をするおつもりはないのかと伺いましたが、現時点では考えていないと、こういうご答弁でした。
さらには外交においても、ご承知のとおり、この極東情勢の中で日本が蚊帳の外に置かれている状況が徐々に明らかになってきています。外交をいわば得意としているかのごとくの安倍総理でありましたが、外交下手であるということも白日のもとにさらされ始めている。
こういう状況であるにもかかわらず、どうやら懸案の「働き方改革」の法案も、また例の高度プロフェッショナル制度を入れて8本束ねて提出する方向で調整が最終局面を迎えていると聞いています。
「隠蔽」「圧力」「権力濫用」、この三つが安倍政権の特徴だということが明々白々になってきました。どの角度から見ても「民主主義の危機」と言って過言ではないと思いますので、我々は安倍政権と厳しく対峙していきたいと思います。また、いかねばならないと思っております。

新党結党 結集の呼びかけについて

【代表】
そういう中で、ご承知のとおり、民進党としては「中道的な新しい党」「新しい民主党」をつくるという方針を決定いたしました。皆さんには既に談話でご報告申し上げているとおり、4月1日に立憲民主党・枝野代表と希望の党・玉木代表に、まずは我々がそういう方針であるということを電話でご報告を申し上げ、その後、4月3日に両党の幹事長に対して増子輝彦幹事長から書面で、新党への結集、民主主義を守るために安倍政権と対峙するべく結集をしていただけないかという要請をさせていただきました。
立憲民主党からは、福山幹事長から増子幹事長に対して、それは難しいというようなご回答をいただきました。もちろん私宛てに書面でも回答いただきました。
そういう中で、希望の党は今、ご承知のような状況でありますので、私どもとしては玉木代表ほか、新党に結集してもいいという皆さんがもしいらっしゃれば、その動きに呼応していきたいと思います。
完全無所属の皆さんにも声をかけていくつもりでございます。

若者の活字離れについて

【France10、及川編集長】

活字離れについて2点伺いたい。
全国の大学生協連の調査によると、1日の読書時間について大学生の53%が「ゼロ」だった。そこで大塚代表に、大学生に向けて読書の大切さや楽しさについて伺いたい。
もう1点が、大塚代表は大変分厚いご著書を書かれたが、普段大変お忙しいのに、学術書を読んだり自分の思想・思索を温める機会・時間はどのようにつくっているのか伺いたい。

【大塚耕平代表】

大学生の皆さんには、数年前に信州大学の学長が入学式でおっしゃったことを、やはり同様にお伝えしたいです。信州大学の学長が入学式で、「スマホやめますか、学生やめますか」と、そういうご発言をされたのですね。
物議はかもしましたが、やはり人間の時間は限られていますから、何かにその時間を投入すれば、その分ほかのことはできなくなりますから。かつてであれば読書なりいろいろ物を考える時間に若者が充てていた時間が、スマホをいじったりゲームをやったりとか、そういう時間にかなり費やされているような気がしますので、やはり限られた時間ですから、学生の皆さん、若者の皆さんには、限られた時間をどのように使うかというのはやはりよく考えてほしいなと思います。
2点目ですが、1点目と同じです。私自身も皆さんと同様に1日は24時間しかありませんから、その中で極力、あまり生産性の高くない時間帯があるとすれば、その時間はほかのことに、つまり情報を吸収したり物を読んだりというふうに費やすように注意はしています。

長時間労働をなくすための政策について

【ゲイレポーター、酒井佑人】

若者のブラック企業問題について伺いたい。
2016年、民進党の掲げる「働く人を守る、働き方を変える重点政策」で、「効率的な働き方を促し」とあるが、この「効率的な」というのは大塚代表の中で具体的にどうお考えか。
それと、「残業時間の上限を規制し、退社から翌朝の出社まで11時間の間隔を義務付け」とあるが、退社から出社で11時間というのは、冷静に考えてみると、睡眠時間が例えば7時間、8時間だとして、通勤時間が例えば往復1時間だとすると、これで健康で文化的な生活ができると大塚さんはお考えか。

【大塚耕平代表】

「効率的な働き方」と言うときに、安倍さんなどは「効率的=労働生産性を上げる」みたいな発想になっているわけです。我々はそうは考えていません。「効率的な」というのは、そのクリエイティビティを発揮できるとか、やはり働く皆さんが気持ちよく、まさしくクリエイティビティの高い働き方ができる、これが「効率的」という意味だと思います。
労働生産性の定義については、3月1日の予算委員会で、安倍さんが本質的な構造を理解していないというのはそれなりに指摘させてもらったつもりですが、「効率的=短い時間でたくさんの労働をさせて、経営側にとって労働単価が下がる」ような、そういう働き方が「効率的」という意味では全くありません。安倍さんはそう考えているみたいですが。
私たちはそうではなくて、働く皆さんがクリエイティビティを発揮できるような状況。つまり、そのためには生活も安定し、そして生活の中で余暇を楽しんだり、心の余裕ができるような状況でなければ、そういう私たちの望む姿にはならないと思っていますので、「効率的」という言葉の意味がかなり違うと思います。
それから2点目ですが、確かに11時間というと、きょう21時まで働いたら、最低あしたの8時までは出てくるなと、こういう話です。21時まで働いて8時に出てくるって結構大変ですから、インターバルはもちろんもっと長いほうがいいと思っています。
ただ、ドイツで11時間のインターバル規制をやっているんですね。3年前に長妻さんと一緒にドイツに行った時に、このドイツのインターバル規制の実情を私もしっかり把握させていただいたのですが、ドイツも「11時間」は「最低11時間」あけろということですから。日本は、そもそもインターバル規制という概念そのものが今明確にない中で、まずはそういうインターバルという発想が必要なんだというところにコンセンサスを形成して、そこから先は、じゃあ最低何時間あけるんだという次のステップに行くと。そういうことになります。

取材&文:酒井佑人(ゲイレポーター)

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