【総選挙2014】国会議員の定数削減なき解散は国民との約束違反-江田憲司「維新の党」代表が最後の定例会見

江田憲司「維新の党」代表は2014年11月20日14時過ぎ、国会内にて総選挙投票前に最後となる定例会見を行った。

江田代表は冒頭で

「明日、『増税先送り』解散が行われる。『増税先送り』なら維新の党が提出している『増税凍結法案』に賛成をしていただければいいし、野党がこぞって増税先送りに賛成のわけですから、なぜ700億円もかけて、こうした解散をうたなければならないのか。」

と安倍晋三・首相による解散に疑義を呈した。その上で、

「さらにいえば、国民との最大の約束、つまり、『増税をするので国会議員の定数を削減いたします』という約束はどうなったのか。安倍総理はテレビに出られて、野党が解散を求めないのはおかしいと仰っていねが、野党もしっかり国や国民のことを考えている。こんな大約束違反の解散を求めるわけがないではないか。定数削減は与野党共の課題だ。ワタシは当時、『みんなの党』幹事長として、定数削減協議・各党協議に出ていた。当時の石破茂『自民党』幹事長はまったく会を開かなかった。一月(ひとつき)に一回も開かない。つまり、ヤル気がないんです。安倍自民党は議員定数の削減を約束したにもかかわらず、ヤル気がない。」

と、自由民主党の対応を批判した。

安倍自民党には議員定数削減をヤル気がなかった

そして、江田代表は

「大阪の橋下徹さんは府議会定数の2割削減をやった。府議会議員の給与は3割カットした。今度は大阪市長の退職金をゼロに近づけようと努力されている。やる気があればできる。安倍総理にはまったくヤル気がなかったということだ。それを野党のせいにしないで欲しい。さすがにわれわれ野党も『増税の前に身を切る改革』を国民に約束していたので、700億円もかけて、国政の課題が山積の中で、解散を求めるわけがないではないか」

と解散を求めない理由について説明した。その上で、

「解散は厳然とした事実なので、維新の党としては堂々と受けて立つ。国会議員定数の削減をはじめとした『身を切る改革』、そして、アベノミクスで出来なかった第三の矢、即ち『岩盤規制改革』をはじめとした成長戦略を実行する。抵抗勢力・既得権益・しがらみにまみれて本当の改革が出来ないというのは自民党の宿痾のようなものだ」

と述べ、安倍”自公”政権がやれない既得権益の打破を実現する意向を示した。

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