「放射能被害とわかる、常識で」小泉純一郎・元首相が会見。元米兵支援「トモダチ基金」の意義語る

2016年9月8日 Henri Kenji OIKAWA 0

東日本大震災で米軍がおこなった救援活動「トモダチ作戦」で被ばくしたとして、健康被害を訴えている元米兵らのために、基金を立ち上げた小泉純一郎元首相が9月7日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。小泉氏は「元兵士らの健康被害は放射能によるものだ」と強調した。 2011年3月の東日本大震災の際、日本政府から要請を受けたアメリカは、空母ロナルド・レーガンを派遣し、東北地方沖合で救援活動「トモダチ作戦」をおこなった。小泉氏によると、福島第一原発事故による放射性物質の流出状況がアメリカ側に伝えられず、兵士たちは汚染された水でシャワーを浴びたり、飲食に利用していたという。 小泉氏は今年5月中旬、健康状態を訴えている元兵士らに会うため、米サンディエゴを訪れた。小泉氏はこの日の会見で、元・現役兵士ら10人から直接話を聞いたことを振り返りながら「医学的に『放射能による被害と断定できない』とされているが、頑健な兵士たちが被害を受けている状況をみれば、放射能によるものだとわかる、常識で」という見解を示した。 小泉氏は今年7月、細川護熙元首相とともに「トモダチ作戦被害者支援基金」を立ち上げた。「直に病気で苦しんでいる兵士の話を聞いて、『気の毒ですね』『かわいそうですね』で終わらせてはいけないと思った」。小泉氏によると、あくまで民間人としての活動で、来年3月末までに寄付金1億円を目指すという。 参照:弁護士ドットコム 情報にはコストがかかります。France10はタブーなき自由な報道のために皆様からの御寄付によって支えられています。月1万2000円ほど、赤字が出ております。ご支援のほどよろしく御願い申し上げます。

ロボット産業と再生可能エネルギーで福島を再興させる-内堀雅雄「福島県」新知事が特派員協会で会見

2015年2月6日 Henri Kenji OIKAWA 0

福島県の内堀雅雄・新知事が2014年2月5日に日本外国特派員協会にて会見し、福島の現状と復興について語った。 除染作業が進み、人が住むエリアの放射線量はだいぶ落ち着いた 内堀知事は現状について 「放射線量を下げる除染作業が進んだことによって、福島圏内で、人が住んでいるエリアはずいぶん落ち着いた状況になった。12万を進めている。県民の健康をまもり心をケアする仕事を行ってる。県また、全県民を対象とした健康調査、18歳以下の若者を対象とした甲状腺検査を行っています。福島県の農林水産業は原発事故を受けて、大きく収入を減らしています。もも・アスパラガス・肉牛といった福島の産物は価格の差が開いている。私たちは放射線のモニタリング検査を徹底してやり、福島県の農産物で市場に出回るものは基準を上回らないようにしています。たとえば、お米やあんぽん柿などはすべてを染料検査して、安全なものだけを市場に出回らせています。」 と述べた。 アシストスーツで普通の女性でも60kgのモノを軽々と持ち上げられる また、新産業を興すために努めている。新産業の一つは再生可能エネルギーであり、もう一つはロボット産業だ。 「福島は第一原発の事故をかかえている。あの原発事故を収束させるためには、巨大なロボットが必要です。そこで、ロボット技術をイノべーション・革新させるプロジェクトを進めていて、ロボット技術を通して、この地域の傷ついた産業の再生を図りたいと思っています。ロボット産業の二つのタイプを考えています。一つは原発の廃炉で遣う巨大なロボットです。もう一つは私たち人間の機能をアシストしてくれるような小さなアシストスーツです。」 小さなアシストシーツはどのようなものか。 「これは高度な機能を持っていて、使用者が頭の中で右手を曲げたいと考えると、その指示で機械が自動的に動く。体に障碍がある方でも頭で思うだけで、機械がサポートをしてくれます。きょうは肘のパーツだけをもってきていますが、腰だったり足のサポートもできる。いまご病気で歩けない方も、このスーツを身につけると、頭の中で歩こうと思うとサポートをして、歩くことが出来る。リハビリにも役に立つスーツです。これは医療現場だけでなく、農作業や建設業とか、重いモノを運ぶ・持ち上げるときもつかえる。したがって、女性の方でも、60kgくらいの重いモノを簡単に持ち上げることが出来る。こういったメイドイン福島のスーツを、日本ならびに世界に出していきたいと考えています」 再興に向けて、内堀新知事を先頭に、福島は動き出したといえよう。 France10は広告収入に依らないタブーなき報道のために皆様からの御寄付を御願いしております。

「子ども脱被ばく裁判」を福島地裁に提訴へ

2014年8月27日 Henri Kenji OIKAWA 1

ふくしま集団疎開裁判の会は、「子ども脱被ばく裁判」を福島地裁に2014年8月29日、提訴するのをうけて、18日に日本外国特派員協会にて会見し、柳原敏夫・弁護士と郡山から静岡に家族で自主避難している長谷川克己さんが出席した。 目に見えない戦火の中で福島の 子どもたちは閉じ込められている 柳原弁護士は冒頭で 「今年7月に安倍政権が集団的自衛権の行使容認を認めたことにより、日本が戦争への道に進むのではないか……懸念されている。しかし、少なくとも福島は既に戦争状態にある。原発事故による放射能の被曝によって、目に見えない過酷な戦火の中に福島の子ども達は閉じ込められ、命の危機にさらされているからだ。」 と述べた。 チェルノブイリ事故後のベラルーシより 小児甲状腺癌の疑い持つ子が40倍 そして、福島県発表によると、3月21日現在、小児甲状腺癌に関して悪性または悪性の疑いを持つ子どもが89名にものぼったと指摘した上で、次のように述べた。 「チェルノブイリ事故後のベラルーシの小児甲状腺癌が11名だったのと比較すると、40倍も発症している。福島の子どもの人口がベラルーシの5分の1だからだ」と述べた上で、「福島県でも西部地区は原発により近い地区に比べ、甲状腺癌を発症している子どもが4分の1から5分の1と低い」と主張し、精密な検査をしたために甲状腺癌が多くみつかったという説が破綻していると指摘した。そして、国や福島県がとった安全対策が違法であることを司法ではっきりさせるために提訴するという。 また、「見えない戦火の中に生きる子ども達を救おうとしない日本政府の非人道的な行為は、国内だけでなく国際法上も正しい裁きを受けるべきなので、『人道に対する重大な罪』で国際司法裁判所への告発も準備している」と付け加えた。 真実を明らかにし最善の措置を施すのが この時代に生きる子どもの親としての責任 長谷川克己さんは 「子どもの親として、この時代に生きる大人として、真実を明らかにし、今からでも行える最善の措置を施していくことが私の責任だ」 と原告に名を連ねる理由を説明した。

「亡国の政治」と決別し、未来に責任を負う新しい政治を-志位和夫「日本共産党」委員長が講演

2014年7月23日 Henri Kenji OIKAWA 0

日本共産党の志位和夫・委員長は2014年7月15日、都内にて催された「日本共産党創立92周年記念講演会」に登壇し、支持者を前に1時間30分近くにわたる講演を行った。 講演会の時間割 山下芳生「日本共産党」書記局長・挨拶(0:08-) 写真家の石川文洋さんビデオメッセージ(1:55-) 漫画家の高口里純さんビデオメッセージ(5:18-) 聖護院門跡門主の宮城泰年さんビデオメッセージ(7:53-) 志位和夫・委員長による講演(12:10-) 基調講演インデックス 集団的自衛権 -「海外で戦争する国」づくり(Ⅰ) ①米国の戦争に自衛隊が「戦闘地域」まで行って軍事支援を行う ②「自衛の措置」の名で海外での戦争にのりだす ③戦後日本の国の在り方を根底から覆す-失われものは何か ④暴走する根本に安倍首相の反動的野望 ⑤たたかいの帰趨を決めるのは輿論と運動 ⑥北東アジアの平和と安定をどうはかるか 暮らし破壊の「逆立ち」経済(Ⅱ) ①消費税大増税-説明がつかない3重の「逆立ち」税制 ②株価のためなら何でもあり 「後は野となれ山となれ」だ ③日本経済の病理を正す日本共産党の提案 原発再稼働を許さず、 「原発ゼロの日本」へ(Ⅲ) ①安倍内閣が進める被災地切り捨て政治 ②原発再稼働差し止めの福井地裁判決の歴史的意義 米軍新基地建設ストップ、 […]

【立ち上がる女性達】「原発いらない福島のおんなたち」が石原伸晃環境相の「最後は金目でしょ」発言を受けて会見

2014年7月8日 Henri Kenji OIKAWA 0

7月3日、石原環境大臣の「最後は金目でしょ」発言をうけて、「原発いらない福島のおんなたち」はバスツアーを組み、以下の4点を記した要請書を持って環境省に申し入れをし、宇野朗子さんと森園かずえさんが日本外国人特派員協会にて日本語と英語での会見を行った。以下、要請書の内容。 1.除染に偏らない被曝低減措置を早急に策定・実施すること 2.原発事故子ども被災者支援法の理念に則り、環境省の被災地/被災者支援政策、放射性物質対策を抜本的に見直すこと 3.今後の政策立案には被災者の声を反映させること 4.石原伸晃環境大臣は辞任すること 「原発事故子ども被災者支援法」の活用を 要請書にも記されている「原発事故子ども被災者支援法」は、被災者が住み続ける、帰還する、移住する、どの選択をしても支援を受けることができ、体調不良が原発事故によるものでないと政府が立証できない場合は医療費が減免されるなど、被災者の立場によりそった法律。 法律が成立してから2年、ほとんど活用できていないのが現実だが、新潟県など、地域的には子ども被災者支援法を活用している場所もある。新潟は支援法の理念に則り、被災者の保養や住宅支援を行い、それにかかった費用を政府に請求するという方法を取っているという。 宇野さんは、支援法はマスコミが報道しないこともあり知名度がほとんどないので、新聞広告をうって法律の知名度を上げたり、基本方針に被災者の声を反映させたり、全国各地に避難した方々に協力してもらい小さな勉強会を開いて、法律を活用できるようにしたいと言う。また、支援法13条に則り、健康被害に関する個別の法律を作っていきたいという。 金ではなく、311前の元の故郷、 元の暮らしを返して欲しい 会見で宇野さんは「汚染をこうむった地域の私たちが望むのは、金ではなく、311前の元の故郷、元の暮らしです。しかしそれは極めて困難である現実の中で、私たちが、身を切るような悲しみとともに求めているのは、人々の健康と環境保全のためにベストを尽くそうという姿勢の元での政策であり、未だ進行中である福島第一原発事故の被害の最小化であり、大きな余震等による次の危機への最大限の準備であり、このような悲惨な核災害を別の場所で再び起こさないための全力の取り組みです。しかし、日本政府は、被害防止ではなく被害の不可視化に全力をあげ、放射性物質の拡散を促進し、初期被曝および内部被曝を隠し続けています。そしてその上で、地殻の大変動期に入っている日本列島上の他の原発の再稼働、核燃料サイクル計画継続など、日本が核兵器保有能力を持つことに固執しており、さらには、同様の地震国であるトルコなど海外への原発輸出にも乗り出しています。これらは福島原子力災害の被災者を踏みにじるものであり、また、世界の人々のいのちをも軽んじる謝った政策だと言わなければなりません」と、未だに続く被災者の悲しみや、原発事故を反省しない政府の不誠実さを、ところどころ涙ぐみながら語った。 数々の健康被害が出てきた 森園さんは、自身が311後に経験した健康の変化について語った。原発から直線距離で60キロの郡山市に住んでいた森園さんは、当時は放射能について無知だった為、何の対策もすることができなかったと語る。事故から1ヶ月半で症状が出始め、緑の痰が出たり、口の中の薄い皮がはがれたり、頭痛がしたり、吐血をすることがあったという。体調を回復する為に、被曝2世の方から食事療法や入浴法やマッサージなどの対策を学んだという。 日本の最南端にある原発、鹿児島県の川内原発が秋にも再稼働される見込みであることや、東芝がブルガリアに原発を納入することが判明するなど、原発に反対する人々にとっては辛いニュースが続いている。 Reported by 蜂谷翔子・特派員

スリーマイルからフクシマへ-元・米原子力規制委メンバー P.ブラッドフォード教授が会見

2014年6月27日 Henri Kenji OIKAWA 0

2014年2月25日に日本外国特派員協会にて、元米国原子力規制委員会(U.S. Nuclear Regulatory Commission)メンバーでバーモンド法科大学院教授を務めるP.ブラッドフォード(Peter A. Bradford)氏が「スリーマイルからフクシマへ」と題した講演を行った。ブラッドフォード教授は「スリーマイル島原子力発電事故」当時、原子力規制委のメンバーで、その知見から、フクシマについて語った。 *講演は英語。通訳なし

「希望としての復興」小泉進次郎が語る 美味しんぼ・原発・未来・廃炉・再生

2014年5月13日 Henri Kenji OIKAWA 0

復興政務官として被災地に足繁く通う小泉進次郎・衆院議員が2014年5月13日におこなわれた東京青年会議所の例会に出席し、講演した。 3.11以降、毎月11日に被災地を訪れる進次郎さんは、 「40,50年後に、そのときの日本人が、2010年代の日本人ってすごかったなあ……、そういう風に思われる日本を築こうではないですか」 と参加者に促した。  

フクシマを描いた『無人地帯』について社会学者の宮台真司さんと藤原敏史監督が語る

2014年2月10日 Henri Kenji OIKAWA 0

2月8日、渋谷ユーロスペースで、映画「無人地帯」上映後に、社会学者の宮台真司さんとParis出身の藤原敏史・監督によるトークショーが行われ、大雪にもかかわらず、50名近くの観客が集まり話に聞き入った。以下、藤原監督の報告である。 ○『無人地帯』について宮台真司さんと語る○ 昨日8日の『無人地帯』の上映後、宮台真司さんを招きユーロスペースで対談があった。 その昨日の宮台真司さんの指摘で、恐らく今日的な文脈でいちばん重要だったのは、この映画は「誰が悪い」とも言っていないし、「誰が正しい」と主張する映画でもまったくない、ということだ。 人類の文明を超えた事態なのだし、原発事故は現代文明の構造それ自体の問題でもあるのだから。 こと原発の存在自体が日本社会の構造の一部であり、戦後日本社会が選択した構造から、ある意味必然的に産まれたものでもある。 「250Km離れた東京」が福島の電力の消費地であったことが「悪い」のではない。 しかし日本社会の構造のなかで、実はその東京が一方的に得をして来た、いちばんその恩恵を受けて来たという現実は消せない。 『無人地帯』のなかで飯舘村で炭焼きの話が出て来るが、近代以前から農村は副業で炭を焼いて都会の燃料を供給して来た訳で、その意味では電力のためのダムや原発もその歴史的な延長にあり、それがダムなどを故郷を田舎が諦めてでも受け入れた素地にもある、という宮台さんの指摘も鋭かった。 一カ所だけ僕の声で、「警戒区域」発令に関するナレーションが入ることについてわざわざ質問頂いたが、もちろんこの政府の決定には僕たち20Km圏内に映像を撮りに行った人間も無関係ではなく、「僕たちが悪い」というわけではないにせよ責任の一端はある。 もしかしたら僕たちも軽卒であったかもしれない可能性は逃れ得ないわけで、少なくともそれはちゃんと考えなければならない。 だからこの映画では決して作り手もまた「正義」の側に自らの立場を偽装しようとしていないことを明確にするために、この言葉だけは監督自身の声になっている、というのも宮台さんが予想した通りです。 その上で、監督自身の声も入ることで、アルシネ・カーンジャンの声によるナレーションとの位相の違い、差異化が出来る。このナレーションの機能について、今まで欧米の批評でほとんど論評が出ていないことに宮台さんも驚かれていたが、言われてみれば僕も驚いた。

福島に迫るドキュメンタリー映画「無人地帯」監督にインタビュー

2014年1月31日 Henri Kenji OIKAWA 0

2月1日から渋谷「ユーロスペース」にて上映されるドキュメンタリー映画『無人地帯』を製作した藤原敏史・監督にインタビューし、作品や都知事選について話を伺った。 ○映画の内容○ 『無人地帯』 2012年/日本・フランス/HD/105分/配給:シグロ 監督:藤原敏史/朗読:アルシネ・カーンジャン/音楽:バール・フィリップス/撮影:加藤孝信/編集:イザベル・インゴルド/音響:臼井勝 制作:カトリーヌ・グリゾレ/製作:ヴァレリー=アンヌ・クリステン、ドゥニ・フリードマン 住民が避難し無人となった20km圏内の風景。それでもその土地の営みは続く。春になり、咲きほこる桜、茂る新緑。そしてその周辺地域に住み続ける人々の暮らし。やがて、20km圏内への立ち入りが禁止される…。カメラは、その場所が築いてきた時間と歴史を巡り始める。 東日本大震災から一年後のベルリン国際映画祭に出品され、その後も数多くの映画祭で上映、絶賛された『無人地帯』が遂に劇場公開される。藤原敏史監督は破壊された風景と、それでもそこに住み続ける人々を見つめ、耳を傾け続ける。朗読には、映画監督アトム・エゴヤンのパートナーでもある女優アルシネ・カーンジャン、そして音楽には世界の前衛音楽シーンを牽引してきたベーシスト・バール・フィリップスを迎え、繊細でありながらも力強い声と音楽で見る者の心を揺さぶるに違いない。

涙の訴え 「福島で甲状腺がんの子どもたちが激増」 吉岡達也

2013年12月23日 Henri Kenji OIKAWA 0

涙の訴え「福島で甲状腺異常の子どもたちが激増」吉岡達也  ピースボートの吉岡達也・共同代表は12月22日午後に国会議事堂前に行われた原発ゼロ集会で、福島県における子どもの甲状腺がんについて 福島では子供たちの甲状腺のがんの調査が23万人のなかで59人の子どもが甲状腺の可能性があるといわけている。なのに、いわゆる専門家は「福島第一原発事故の被爆とは関係ない」という発表をしとるんですよ。ピースボートではスウェーデンの専門家と甲状腺がん・甲状腺異常に関する疫学的 調査をやろうと進めています。実際は、チェルノブイリのときに、甲状腺がんの子どもたちがどれだけ発生するのかという調査が出てるんですよ。ふつうであれば、100万人の(こどもの)なかに5人、10人の甲状腺がんが出れば、それだけでそこには特定の原因があると医学的に認められているのです。  と訴え、原発事故との因果関係を否定する専門家を指弾した。